海に入る前の「体調確認」、何を見ていますか?
- 尚輝 前山
- 5月29日
- 読了時間: 3分

ダイビングやフリーダイビングでは、
「海に入る前に体調を確認しましょう」
とよく言われます。
しかし、
「体調が良いか悪いか、何を基準に判断すればいいの?」
と思ったことはないでしょうか。
気分や感覚も大切ですが、体調を客観的に知る指標の一つが 安静時心拍数 です。
安静時心拍数とは?
安静時心拍数とは、リラックスした状態で1分間に心臓が拍動する回数のことです。
スマートウォッチなどを使えば、朝起きたときの心拍数を簡単に確認できます。
この数値は、その日の身体の状態を反映していることが多く、
ストレス
睡眠の質
疲労度
脱水状態
回復状況
などの影響を受けます。
安静時心拍数の目安
40〜60回/分 :持久系アスリートやフリーダイバーに多い
60〜80回/分 :一般的に良好な範囲
80〜100回/分:やや高め。生活習慣や体調を確認
100回/分以上: 頻脈。ストレス、脱水、発熱などの可能性
40回/分未満: 徐脈。アスリートでは正常な場合もあるが、症状があれば要注意
※あくまで一般的な目安であり、個人差があります。
数字よりも「いつもとの違い」が大切
安静時心拍数は個人差が大きいため、
正常範囲に入っているかどうかよりも、
自分の普段の数値と比べることが重要です。
例えば、
普段:50回/分
今日:58回/分
の場合、
正常範囲内ではありますが、
疲労
睡眠不足
ストレス
脱水
などが影響している可能性があります。
心拍数が高くなる理由
ストレス
精神的なストレスがあると交感神経が優位になり、
身体は戦闘モードになります。その結果、心拍数が上がります。
睡眠の質
睡眠不足や睡眠の質の低下は、身体の回復を妨げます。
回復が不十分な状態では心拍数も高くなりやすくなります。
疲労度
仕事やトレーニングによる疲労が蓄積すると、
身体は回復のためにエネルギーを使い続けるため心拍数が上昇します。
脱水状態
体内の水分が不足すると血液量が減少します。
そのため心臓は必要な血液を循環させるために、より多く拍動する必要があります。
回復状況
トレーニング後の回復が十分でない場合、安静時心拍数は高くなる傾向があります。
フリーダイビングとの関係
フリーダイビングでは、
「どれだけリラックスできるか」
がパフォーマンスに大きく影響します。
安静時心拍数が普段より高い日は、
普段より5〜10拍以上高い場合
疲労が残っている
ストレスが溜まっている
睡眠が足りていない
などの可能性があります。
そんな日は無理に深度を追うのではなく、
フォーム練習
耳抜き練習
リラックス練習
に切り替えるのも良い選択です。
身体からのメッセージを受け取ろう
安静時心拍数が高いということは、
身体が「いつもより頑張っている状態」
とも言えます。
海に入る前に自分の身体の状態を知ることで、安全性もパフォーマンスも向上します。
まとめ
海で最高のパフォーマンスを発揮するためには、
まず陸で身体を整えることが大切です。
安静時心拍数は、
「今日は攻めても良い日なのか」
「少し休んだ方が良い日なのか」
を教えてくれる身体からのメッセージです。
毎朝1分、自分の心拍数を確認する習慣を作ってみませんか?
陸でしっかり整え、海で解放する。
その第一歩は、自分の身体の声を知ることから始まります。



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