【宮古島】ダイビング事故の本当の原因|スキルより怖い“自覚症状ゼロの心臓リスク”
- 尚輝 前山
- 3月6日
- 読了時間: 4分
更新日:6 日前
ダイビング事故の原因は「スキル不足」だけではない
「耳抜きができない」
「フォームが崩れる」
「息がもたない」
ダイビングの“危険”というと、こういう技術面が注目されがちです。
でも現場で本当に怖いのは、本人が元気だと思っているのに突然起こる心血管トラブルです。
特にフリーダイビングやスキンダイビング、スキューバでも共通して、体の中では潜水中に次のような負荷が重なります。
水圧や冷え、緊張による 血管の収縮
血液が体の中心(胸部)に寄りやすくなる ブラッドシフト
息止めで起こる 心拍・自律神経の変化
そこに泳ぐ・潜るという 運動負荷
ここで問題になるのが、血管が硬い/詰まりやすい状態(動脈硬化が進んでいる状態)です。

「血管が硬い・詰まりやすい」って、どういうこと?
血管の内側には、食生活・喫煙・ストレス・睡眠不足・運動不足などの積み重ねで、少しずつ“汚れ(プラーク)”が溜まっていきます。そして血管自体も柔らかさを失い、しなやかに拡張しづらくなっていきます。
怖いのはここからで、
動脈硬化が進んでも、痛みも、息切れも、ほぼ出ない人が多い。つまり、自分では「健康」と思ったまま潜れるんです。
そして潜水中の環境ストレスが重なると、心臓の血管(冠動脈)に負荷がかかり、狭心症・不整脈などの“引き金”になることがあります。

事故のサインは「水中では出にくい」
これも重要です。
陸で階段を上ると息が上がる
たまに胸が苦しくなる
動悸がする
めまいがある
こういうサインがあっても、「疲れかな」「寝不足かな」で流しがち。さらに海では、アドレナリンや冷え、マスク・スーツの圧迫感で、体のサインが分かりにくくなります。
だからこそ、事故を防ぐために必要なのは
“海に入ってから頑張る”じゃなくて、海に入る前の準備で勝つこと。
もし当てはまったら要注意チェックリスト(今すぐ見直して)
次のうち 2つ以上 当てはまるなら、潜る前に一度立ち止まってほしいです。
生活・体質
最近、運動不足が続いている
体脂肪が増えた/お腹が出た
睡眠が6時間未満が多い
ストレスが強い
喫煙している(または過去に長く吸っていた)
お酒の量が増えている
体のサイン
階段で息が上がりやすい
胸が締め付けられる感じがたまにある
動悸、脈が飛ぶ感じがある
失神・立ちくらみがある
健康情報
血圧が高めと言われた
LDL(悪玉)コレステロールが高い
糖質・甘い物が増えている
家族に心筋梗塞・脳卒中の人がいる
ここに当てはまる人が“ダメ”ではなく、放置して潜るのが危ない。
対策すれば、海はずっと安全に楽しめます。
行動してほしいこと
1)次のダイブまでに「最低限」やる
直近の健康診断結果を引っ張り出す(血圧・脂質・血糖)
不安があるなら、潜らず相談する(医師 or 信頼できるインストラクター)
“疲労・寝不足・二日酔い”の日は潜らない(これは鉄則)
2)海に強い体を作る(最短4週間で変わる)
週2〜3回、20〜30分の有酸素(早歩きでもOK)
食事は「揚げ物+甘い物」頻度を落とす(ゼロにしなくていい)
睡眠時間をまず30分増やす
3)不安がある人は医療チェックを検討
胸の違和感・動悸・家族歴・高血圧などがあるなら、“ダイビングを続けたい”からこそ、医師に相談して確認しておく価値があります。
(どの検査が必要かは個人差が大きいので、ここは医療機関で判断がベスト)
「怖がらせたい」んじゃなくて、海を一生楽しんでほしい
フリーダイビングの魅力は、深さでも記録でもなく、呼吸が静まって、意識が澄んで、海と一体になる感覚にあります。
だからこそ、お願いがあります。
“いまの自分の体”を軽視しないでください。スキルより先に、体が土台です。
宮古島でのフリーダイビングについて
私は宮古島で、初心者の方でも安全第一でトレーニングできるように、その日の体調・疲労・睡眠・メンタルまで含めて、無理のないプランを組みます。
「最近ちょっと不安がある」
「久しぶりに潜る」
「安全に上達したい」
そんな方は、気軽に相談してください。
今日やること(1分)
健康診断の結果をスマホで撮影
血圧・LDL・血糖の数値だけ見る
“気になる”なら潜る前に相談する



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